行政書士受験生のための効果的な予習・復習の仕方

行政書士試験の学習で予備校に申込み、講義を受けているけど、予習・復習の方法がそもそもわからない・・・という方、また、そもそも講義を受ける前に、どこを予習・復習をすればよいかもよくわからないという方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、この記事では、行政書士受験生にとって効果的な予習・復習の方法について解説していきたいと思います。

そもそも予習・復習の目的は?

結論から申し上げますと、以下の2点です。

①「理解」の精度を上げること

②学習している分野の位置づけを把握する点にあります。

具体的な予習方法について

まず、講義前の予習では次回の授業で取り扱われる分野の目次と項目を把握しておくとよいです。

なぜなら、ご自身が全体のうち、どこの部分を学習するか、その立ち位置を把握することによって、学習範囲とその対象、覚えるべきターゲットが明確となり、精神的ストレスの軽減につながるとともに、狙いを定めた効率的なインプットが可能となるからです。

具体的には、例えば、行政法の分野では

第1章行政法総論

第2章行政作用法

第3章行政救済法

・・・とある中で、

第3章行政救済法

1行政救済法総論

2行政不服申立て

3行政事件訴訟法

4国家賠償法

5損失補償

などあります。そして、次の講義では3の行政事件訴訟法について受講することが決定しているのであれば、行政事件訴訟法について事前に見ておきます。

ここで、行政事件訴訟法の項目には

(1)取消訴訟(2)その他の抗告訴訟(3)抗告訴訟以外の行政事件訴訟

などの項目をとりあえず5分~10分程度広く浅く見ておきます。

この作業を通すことで、次回の講義では、いったい自分がどこのなんの分野を学習しているかがなんとなくはわかるはずです。

この一手間が学習能率と理解度がアップし、本試験での点数アップにつながることとなります。

さらに眠くなるというリスクも大幅に軽減できます。

具体的な復習方法について

復習も上述した予習と同じく、予備校等の講義で学んだ内容の項目、目次について再度目を通しましょう。

そして、その際に必ず意識すべきポイントは講義で学んだ際に、講師が強調していた重要な判例であったり、重要な分野(例えば、「処分性」など)を想起し、脳内で樹形図のように項目を整理していきましょう。

この作業は行政書士試験の過去問を解くためにも欠かせない作業です。

目安としては20分~30分程度が望ましいといえるでしょう。

なぜなら、復習は得られた情報を整理する作業のため、ある程度時間をかけた方が効果的だからです。

まとめ

私自身は独学6カ月で行政書士試験に合格しましたが、やはり「理解」は徹底しており、「具体的な復習方法」について解説した「目次、項目の整理」、「樹形図的理解」を実践しておりました。

この方法を日頃から30分~1時間程度の学習で行っていました結果、激務なサラリーマンでしたが、通勤時間や入浴時間中のスキマ時間を活用したことで、短期合格に繋がったかなと確信しております。

youtubeでは過去問を解きながら、具体的な学習メソッドについて解説しておりますので、是非ご参照くださいませ。疑問点もたくさん出てくると思います。それをつぶしていくことでまた新たな学習効果も得られ、本試験で必要な「現場思考力」も身に付いてくるといえます。

大変だと思いますが、日々の積み重ねです!「継続は力なり」です。

一緒に頑張っていきましょう!

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